HOME

 

にゃんの日の奇跡

2017/02/24 09:05

page: / 4

 私のマンションには王様がいる。
 金の髪に緑の瞳、すらりと高い背、とても美しい24歳の若い王様。
 由緒正しい大国デザールのルピア・ヒャルト・デザール・コモイオ七世。

 だが今は700グラムほどの子猫ちゃんである。
 予防接種済み。

「まにゅか~。にゃっこ~」
 最近随分と喋れるようになってきたルピア。
 猫だから人語が喋れなくても別にいいなどというツッコミはいらん。
 後ろ足で立ち上がって、足にしがみついて抱っこの催促。すりすりと頬を擦りつけるのがたまらない。ああ、もう食べてしまいたいくらいに可愛いな、お前は。
「甘えん坊だな」
「うにゃん」
 抱き上げると今度は胸元にすりすり。今上はタンクトップ一枚、下は半ズボンだからくすぐったい。蕩けるような滑らかな毛と少しだけちくちくしたヒゲの感触。パーするみたいに広げられた小さな手の肉球の柔らかさ。本当に猫というのはどこまで触り心地の良い生き物なのだろう。
「おうろ?」
「ああ。お前は溺れたら困るからテレビでも見て待ってろ」
「いっにょ! にゃいじょぶにゃ!」
 うまく発音できないのかかなり聞き取りにくいが、こちらも随分と慣れてきた。
 一緒に入るというのか? 一日中毛づくろいしてるし、昨日洗面所で洗ってやったばかりだし、外を歩くわけでもないからキレイだろう。まあお風呂の好きな猫ちゃんもいるけども。
「まにゅかぁ、いっにょ、いっにょ!」
 いいかな、こんなチビ猫ちゃんに裸を見られた所で恥ずかしくもな……いや、待て。
 最近忘れがちだが、よく考えたら見た目は生後二ヶ月くらいの子猫ちゃんでも、こいつの頭の中は二十四歳の男では無かっただろうか。元々ちょっと残念な奴ではあったが……。
「断る」
「……ちっ」
 あ、今舌打ちしたな。思い切り下心ありか。
 くそう、人間の姿だったら一本背負いで床に叩きつけてやるものを。こんな可愛い生き物をどうすることも出来ないじゃないか!
 にゃーにゃー文句を言っているルピアを無言で移動用の籠に入れてゆったりお風呂に入る。
 まあ一緒に寝てたりするのだから今更と言えなくもないのだがな。
 やはり裸まではまだちょっと。


「今日はねぇ、おやつ持ってきたんだよ。干しササミスライス」
 藤堂警部補の目尻が下がっている。元々一見温和な顔だが、現場では「鬼の藤堂」と呼ばれ、それはそれは厳しい人なのだが。
「みにゃん!」
 チビにゃんはゴキゲンだ。藤堂さんにはものすごく懐いている。自分からよじ登って抱っこされに行った。自宅で猫を飼っているだけあって藤堂さんは慣れたものだ。
 家に置いてくるのも可哀想だから職場に連れてきて良いと言われて、一緒に出勤するようになってもう二週間。今ではすっかり課のアイドルと化しているルピア。
 一応人語を喋らず、普通の猫らしく振る舞うことを約束してあるし、仕事の邪魔にはなっていないようだし、大人しくしていてくれる。それに所長までたまに猫じゃらしを持って見に来る始末……だがいいのだろうか、本当に。
「ほら、最近は社員動物とかセラピーアニマルとかいるじゃないですか。駅長をしてる猫ちゃんもいます。いてくれるだけで場が和んでいいですよね」
 上杉、警察官は和んでいてはいけないと思うのだが。
「捜査は?」
「行きますよ。でも子猫ちゃんを抱っこしてから」
 藤堂さんに甘えていたルピアを抱き上げようとして、上杉が猫パンチをくらっている。勿論爪をバッチリ立てて。未だ上杉にだけは仇のように接するルピア。
「ふーっ!」
 一丁前に毛を逆立てて威嚇までしてるし。
「おやおや、あのお兄さんは嫌いなんだねぇ」
「うにゃっ」
 おい、ルピア、返事するな。言葉がわかっているとバレてしまう。
「ええー、酷い。なんで僕にだけ懐いてくれないんですかね?」
「男だからではないか?」
「藤堂さんや所長には懐いてるのに?」
 あ、そういえばそうだな。常にエサで釣ってるってわけでもないのに年配の男性には普通に甘えてるな。お父さんっぽいからだろうか。
「ちゃんと奥さんのいるおじさんはいいんだよな? 独身の若い男には自分のご主人を取られると思って警戒してるんだよ。男の子だから」
「ふぎゅ、ふぎゅっ」
 おやっさん、すごく鋭く的を得てるけど、猫が相槌うってるのを見ても驚かないんですね。
「藤堂さん、なんて恐ろしいことを言うんです。そりゃ僕は独身で彼女もいませんけど、間違っても東雲さんだけは女性として見てませんよ?」
「お前……」
上杉。正直なのは美点だが命は大事にしようか。失礼すぎるぞ。後で体落しな。
「そうかねぇ、見てると絶対に上杉君は東雲ちゃんに気があるように見えるがね」
「「と、藤堂さん!?」」
 図らずも上杉と声が揃ってしまった。
 なんて事を言うんですか! どこが? さっきもけちょんけちょんに言われてましたが? 女として見られていないそうですけど? 私が睨むだけで涙目になるほど怯えるこの年下の男のどこに『絶対』を感じるんですか?
「わかるよねぇ、ルピアちゃん。だから妬けるんだよねぇ」
「にゃん、にゃん」
 藤堂さん、頷いてる、頷いてるよ子猫が。不思議に思わないんですか?
「ど、どの辺りでわかると言うんですか?」
 うむ、私も聞きたいぞおやっさん。
「よく二人で戯れてるし、東雲ちゃんに投げられてても上杉君はどこか嬉しそうなんだよね」
「にゃん」
 なんじゃそりゃ。戯れているというより制裁を加えられていると思わないのですか? それが嬉しそうに見えるんなら上杉はMっ気があるのか?
「……外回り行ってきます」
 あれ? 上杉君が何も言い返さずに行ってしまった。猫にゃんを抱っこできなかったのがそんなに寂しかったのだろうか。


 一心不乱に金色の最高級マグロ猫缶に食らいついている子猫ちゃん。ちょっと私では買ってやれない一品だが、警察署長が差し入れにくれたのだ。そんなに美味いのだろうか。
 こうしてると本当に普通の猫なんだがな。
「なあルピア。お前も男だから男に抱っこされるのはやっぱり嫌かもしれないが、あんまり上杉だけを嫌ってやるな。あれでも結構繊細だったりするんだぞ」
 昼間の事を思い出して、食べている背中を撫でながら言うと、ルピアはまだもぐもぐしながらも、顔を上げて目を細めた。
「にゃって、あにゃっ、まにゅかにょにょにょ……」
「食べながら喋るな。何言ってるのかさっぱりわからん」
 食べながらでなくてもわかりづらいというツッコミはいらん。
 口の回りについた猫缶をペロペロとピンクの舌で舐め、しばらく考えこむように首を傾げたあと、ルピアが目の前でちょこんと手をついてお行儀よくお座りした。
 手でぱふぱふと床を叩いた所をみると、しゃがんでいる私にも座れと言っているみたいなので、向い合って正座してみる。
「まにゅか」
「なんだ改まって」
「まにゅかは、にゃーのこと、しゅき?」
「好きかって? 今更何を」
 愛しているぞ? これ以上ないくらい。
「ちゅーして」
「……」
 随分はっきり言ったな今。
 いいけど……今の今まで猫缶食ってた口にかぁ。
 抱き上げてちょっと魚臭い子猫ちゃんの口にちゅう。
「もっと」
「はいはい」
 何だというのだ。いつもキスしてやってるのに。
 小さな口にかなり濃厚にキスしてやったので納得したのか、ルピアが床に飛び降りた。
 しばらく発声練習でもするようにうにゃうにゃ声をあげた後、満足気に頷く。
「やはり。テレビというもので言っていたのだ。今日は猫族の魔力の高まる『にゃんの日』。そして今、漲るようなパワーフードもいただいた。今日ならいける気がする!」
「え?」
 あれ? 淀みなく喋ってるよルピアが! ひょっとして今思いっきり魔力補給した?
 にゃんの日ってなんだ? ええと、そう言えば今日は『2』が沢山つく日だから語呂合わせでテレビでもにゃんこの日とか言っていっぱい猫が写ってたけど。あれは言葉遊びみたいなものであってだな……それにパワーフードって、確かに毎日は食べさせてやれないほど高級な猫缶だが普通に売ってるぞ?
「ふぎぃ……っ」
 床にまん丸になって毛を逆立ててルピアがものすごく力を篭めてる。
 こういうの見たことある。治療の副作用で猫から戻れなくなった時だったかな。
 そしてその時はやってきた。
「!」
 立ち上がったルピアは人間の姿をしていた。
 愛しくて、会いたくて、切なくてたまらなかった、あの残念だけど世界一大好きな男。あの金の髪の美しい若者の姿。
 だが……。
 167センチの私は床に正座をしている。目の前には180センチ以上身長のある股下のムカつくほど長い男が仁王立ちしている。必然的に目の真正面に来るのは体のどの部分だろうか。
 へぇ。はじめてこんなに間近で見ましたけど……って!
「き……」
「やった! 戻れたよマユカ」
 得意気にえっへんと胸を反らせたのと同時に何かがぷるんと揺れた。目の前で。
「きゃあああああああぁっ――――!!」
 思わず目を覆って床に伏せた。
 魔法で子猫から人間に戻ったルピアは服を着ていなかった。魔力が完全に戻ったわけではないので、当然といえば当然なのだが。
「え? マユカ嬉しくないの?!」
 感動よりも何よりもショックのほうがデカイわっ。
「かっ、隠せっ! とにかくソレを隠せっ!」
「え? あっ! わあああっ! しまったあああ――――!!」
 やっと自分が素っ裸だと気がついたのか。
 恥ずかしげに前を隠してルピアもしゃがみこんだので、こちらもやや落ち着いた。とにかくなんでもいいから服を……そう思った時。
 ばたーん! と玄関からものすごい音がした。え? ドア飛んできたけど。
「東雲さんっ!」
 飛び込んできたのはデカイ男だった。とても良く見知った。
「上杉?」
「あっ! お前……」
 ルピアがふーっと言ってるが猫じゃないんだぞ今。
 靴も脱がずに大急ぎで駆け込んできた上杉は、私とルピアの間に入って私を庇うように手を広げた。
「貴様何者! どこの変質者だ?!」
これなんか誤解してるな。まあわかなくもない状況ではあるが。
 若くはないといえ独身の女の部屋に素っ裸で女の目前に恥しい部分を晒して悲鳴を上げさせた外国人風の若い男。怪しすぎる。確かに変質者だ。
「失礼な。僕はマユカの恋人だよ?」
「素っ裸で言うな! 東雲さんが悲鳴を上げてたじゃないか!」
 いや、上杉。確かにそうなのだが……。
「ちょっと落ち着こうか、上杉」
「東雲さん、落ち着いている場合では無いでしょう! 今すぐこの変質者を捕まえて……」
 聞く耳を持たない感じだったので、皆まで言わせず足払いを掛けておく。どん、とデカイ男が倒れたが、良かった、真下の階の人この前引っ越して行って。すかさず押さえこみに入る。
「あっ、マユカ! そんな奴にくっつくな!」
 ルピアが残念な文句を言ってるがこれは技を掛けてるのであって好きでくっついているのではないわ。それより隠してた手がお留守になってるぞ。
「この隙に何でもいいから着て来い。シーツでも何でもいいから」
「あ、うん」
 奥のクローゼットのある寝室の方に消えたルピア。一方もぞもぞと私の下で逃れようと必死になっていた上杉も抵抗をやめた。
「ええと……これは一体?」
「私こそ聞きたい。なぜお前が飛び込んでくる?」
「悲鳴が聞こえたからですよ」
「だから、なぜ悲鳴が聞こえるほど近くにいたのか問うているのだが?」
「……」
 ええっ? なぜそこでだんまり? 
「け、刑事がまさかストーカー?」
「違いますよ!」
 何が違うというのだ。そうとしか考えられないタイミングだったが?
 まあいい。とにかく誤解を解くのが先決だ。
「上杉、あれは手違いでいきなり裸になったので驚いたが、私の恋人というのは間違いない」
「またまたぁ。東雲さんに限って男となど。しかも結構イケメンで……」
 もう一度三角絞めにしておく。
「年下だが本当に愛し合っているのだ。別に刑事が好きな人と一緒に部屋にいた所で問題あるまい? 文句あるか?」
「な……無いです」
 涙目になっているので離してやる。
「マユカ、服着たよ」
 奥から全裸の変質者からなんとなく普通になったルピアが出てきた。いや……おかしな格好ではある。より変態度が増したように見えなくもない。私はそう沢山の服を持っているわけではないが、なぜよりによって剣道袴をはいて出てきたのか。上はパジャマのトレーナー。どちらも寸足らずで袴がスカートみたいに見える。
「なぜその格好だ?」
「マユカの服小さいんだもん。着られるのがこれしかなかった」
 まあ袴はそこそこどんな体型でも着られるが、トレーナーは伸縮するし、どうせなら下もジャージでもはいてくればとも思ったが、スマートだとはいえやはりぴっちりフィットになってしまうのが推測される。まて、下着は無しだろうな。それで寸足らずぴっちりフィットは厳しい。仮に私の下着をつけたとすればそれはそれでものすごく嫌だ。下着だけは女らしい可愛い物が好みなのだ。ピンクのレースのとかをアレにはかれた日には……いやああぁ!
「あのぉ、東雲さん? 何ブツブツ言ってるんですか」
 いかん、ダダ漏れていたようだ。上杉が怯えている。
「うん? 男物の服を買ってこなければと思って。下着も含め」
「……なぜ本当に恋人なら自分の服の一つも無いんですか。裸で家に来たんですか? やっぱりそれじゃ変質者じゃないですか」
 基本的な所を詰められてしまった。どこか抜けてるワンコ野郎でも一応刑事だしな。
「ず、ずぶ濡れになってきたので、今洗濯してて」
「雨も降ってないのに?」
「ドブに落ちたのだ」
「なるほど」
 刑事が嘘をつくなど良心が咎めるのだが、猫が人間になるやら魔法やら言っても信じないだろうし、話すのもな。
 へんてこな格好のルピアの横に行くと、無駄に綺麗な顔でにっこり笑って抱き寄せられた。
「お邪魔虫は帰ってくれるだろうか?」
「……すみませんでした。蹴破ったドアは明日直します……」
 鍵かけてたもんな。体がデカイとはいえどんな力だ。こいつも一緒にあの世界に呼んでくれてたら相当な戦力になっただろうな。
 肩を落として去っていく上杉巡査の後ろ姿はなんとなく寂しそうだった。
 いやいや。なんか大事なことを忘れているぞ。
「まて、上杉。なぜ私のマンションにいたのかまだ聞いていなかったが?」
「あ、そういえば。子猫ちゃんは?」
 ぎくっ。
「ここに……」
 正直にルピアが返事しかけたので慌てて口を押さえる。
「こっ、今晩は獣医さんに預けてある」
 ああ、また嘘を……すまん、上杉。いやいや、またはぐらかされた?
「そうなんですか。残念でした。これ、猫ちゃんにあげようって思って来たんです」
 上着のポケットから上杉はネズミの形をした可愛いおもちゃを取り出した。床に置かれるとそれは動き出して右に左に走っている。
「にゃにゃっ!」
 ルピアが目をキラキラさせてめちゃくちゃ反応しているが今は我慢しろ!
「わざわざこれを持ってきてくれたのか?」
「僕も……仲良くなりたいんです。猫ちゃん大好きなんですけど触らせてくれないから」
 こいつ結構可愛いかも、そう思った瞬間だった。
「そのうち懐いてくれると思うぞ」
 そういうと嬉しそうに去っていった上杉。そうか、そんなに自分だけ嫌われているのがショックだったのか。

 上杉に蹴破られたドアはなんとかガムテープやら何やらで固定し、やっと人型のルピアと二人っきり。抱き寄せられてその感触にやっとすっ飛んでいた喜びがじんわりと浮かんできた。
「会いたかった……」
「いつも一緒じゃない」
「子猫ちゃんのお前も好きだがやっぱりこのほうがいいかな」
 変な格好なのはまあ仕方ないとして。たぶんノーパンなのも仕方ないとして。
 しばらく黙って身を寄せあっていた。
「あいつもこれでマユカの事を諦めてくれるといいんだけど」
「あいつって上杉?」
「うん。藤堂のおっちゃんも言ってたけど、バレっバレだよね、マユカのこと好きなの。おもちゃ持ってきてくれたのは嬉しいけど、わざわざ部屋に来ること無いじゃん。それは口実で実際はマユカに会いに来たんだと思うよ」
 ええぇ……なんでそうなる。
「マユカ鈍すぎ」
「そんなこと言われてもなぁ」
「ま、そんなに悪いやつじゃなさそうだから、おもちゃに免じて許してやる」
 嬉しんだな、ネズミのおもちゃ。立派なナリをしててもやっぱり猫だな。
「いつまでこの姿が保てるかはわからないけど……」
 これでもかとばかりに私達はくっつきあった。抱きしめて、そしてキスして。
 抱きしめられて眠るのは本当に嬉しい。

 朝起きると私の愛しい王様は子猫ちゃんに戻っていた。やっぱりまだずっと元の姿でいられるほど失われた魔力が回復したわけではないようだ。
「また次のにゃんの日にはもどれるかもにゃ!」
 ……にゃんの日、案外ただの語呂合わせってわけじゃないのかもしれない。月に一度くらいはいい猫缶を用意してやらねば。
 次の日からほんの少しだけルピアも上杉に優しくなった。だがあまりベタベタすると爪を立てられる。それでも上杉は嬉しいようで、仕事でもいい結果を出すようになった。
「何? 東雲ちゃん上杉君を振ったの? 彼、吹っ切れたみたいな顔してるけど」
「フったというより、私の恋人と鉢合わせたからかな?」
「うわぁ、それは……というより東雲ちゃん彼氏いたんだ」
「失礼な。いますよ、私を幾つだと思ってるんですか」
「そうか。隅におけんな修羅も。ま、傷心の上杉君は猫ちゃんが癒してくれるかな」
 藤堂さんの言葉の意味はよくわからないままだったが、フったも何も始まってもいなかったと思うのだが、もし上杉が私に好意の欠片でも抱いていたのだとすれば、案外上杉は私以上の鉄仮面な気がしなくもない。
 ってかな、その猫が彼氏そのものだなんて絶対に言わないけどな。

 私の家には王様がいる。
 今のところ「にゃんの日」にしか会えない。
 それでも、そんな残念なところも含めて私は愛している。

page: / 4

 

 

HOME
まいるどタブレット小説 Ver1.13